意外と知らない
ミネラルのこと

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ミネラルは、体に欠かせない栄養素です

ミネラルは五大栄養素の一つ

5大栄養素

ミネラル(無機質)は、五大栄養素の一つです。体を構成する栄養素のわずか4%にあたる微量栄養素ですが、体を健康に保つための重要な働きを担っています。人の身体には70種類以上のミネラルが必要と言われています。

人の体を構成する元素

体の構成元素の割合(円グラフ)

体の構成元素の割合(パーセント)

ミネラルは、食物から摂取します

1日の野菜摂取量は350g

ミネラルは体では作れないため、毎日、食物から摂取する必要があります。国が推奨している1日の野菜摂取量は350gです。便秘・肌荒れなどの体調不良や生活習慣病を防いで健康を保つには、野菜に含まれるビタミンやミネラル、食物繊維などが必要不可欠になります。

年代別の野菜摂取量

※年代別の野菜摂取量  平成27年 国民健康・栄養調査結果

意外と知らなかったミネラルの働き

身体の組織をつくる

カルシウム・リン・マグネシム・鉄・銅・硫黄など

骨や歯の主材料です。コラーゲンの生成、骨・歯・血管壁の強化、良質な血液をつくるなど身体づくりに欠かせないミネラルです。ヘモグロビン※の構成成分でもあります。
※ヘモグロビンは、赤血球に含まれ全身の細胞に酸素を運びます。

酵素が効果的に働く

マグネシム・亜鉛・銅・マンガン・カリウムなど

酵素は、食物の消化、吸収、排泄、エネルギーの生産、組織の修復や構築、抗酸化作用などの代謝の速度を高める働きをしています。ミネラルは、酵素の隙間にある補酵素として、細胞内の酵素にスイッチを入れる役割を担っています。

ビタミンが効果的に働く

コバルト・硫黄・塩素など

ビタミンは、老化防止、疲労回復、美肌効果、抗酸化作用、免疫力を高めるなどの有効性がたくさんありますが、ミネラルがないとその効果を発揮できません。ビタミンB群はミネラルと共同で補酵素として酵素を活性化させる働きもします。

ホルモンが効果的に働く

亜鉛・ヨウ素など

各種ホルモンの生成に関与し、ホルモンの分泌も助けます。甲状腺ホルモン成分、インシュリンの効果を強化するなど大切な働きをします。

身体を弱アルカリ性に調整

酸性の食品(肉類・炭水化物・砂糖など)を摂った時に、アルカリ性のミネラル(カルシウム・マグネシウム・カリウム・ナトリウム)が弱アルカリ性に調整してくれます。

栄養素を細胞に届ける

酵素によって分解された栄養素は、イオン化※1されたカルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなどのミネラルと結合して電解質※2となり、全身の細胞に届けられます。
※1 イオン化は、プラスまたはマイナスの電荷を帯びる元素や分子のこと。
※2 電解質(イオン)は、水に溶けて陽イオン、陰イオンに電解して、電気を通す物質のことです。

細胞の浸透圧作用を調節

細胞の浸透圧作用とは、細胞膜を通して外部の栄養分を取り入れ、細胞内部の不要物を排泄する作用のことです。電解質(イオン)は、細胞の浸透圧の調節や、筋肉細胞、神経細胞の働きに関わる重要な役割を担います。

ミネラルには、植物性と鉱物性があります

植物性ミネラル

植物は大地のミネラル(鉱物性)を吸収して成長します。吸収したミネラルを体内で光合成により状態を変えて活用しています。こうように植物に含まれるミネラルを「植物性ミネラル」といいます。超微粒子(ナノサイズ)、キレート作用、マイナス電荷などにより吸収率が高く、余分に摂取した分は排出されます。

野菜

鉱物性ミネラル

岩・石灰岩・牡蠣の殻・塩などを粉砕や溶解(希硫酸)で抽出したミネラル「鉱物性ミネラル」といいます。粒子が大きく、体内の吸収率は8~12%です。大量摂取すると体内に溜まり体に悪影響を及ぼす可能性もあります。摂取する場合は決められた量を超えないように注意が必要です。

牡蠣

ミネラルは、体内でチームワークで働きます

ミネラルの相互作用

チームワークで働くためには多種のミネラルが必要です。単一ミネラルを長期間にわたり、摂りすぎないように注意が必要です。

摂りすぎ注意阻害されるミネラル影響する機能・症状
リンカルシウム骨、歯、発育、副甲状腺機能
ナトリウムカリウム血圧、神経、筋肉、関節、更年期
カルシウムマグネシウム心臓、神経、歯、血管、筋肉
亜鉛貧血、成長、脱毛
モリブデン下痢、胃腸、心不全

必須ミネラルと有害ミネラル

必須ミネラル

栄養素として欠かせない16種類のミネラルです。

カルシウム骨や歯、心筋の収縮、神経の鎮静など
カリウムむくみ、高血圧、筋肉、神経細胞など
マグネシウム骨格形成、精神安定、血圧など
塩素胃液生成、タンパク質消化、老廃物など
セレン抗酸化、ビタミンE活性化、視力など
コバルトビタミンB12生成、造血、神経の働きなど
造血、疲労回復、骨・歯、タンパク質代謝など
モリブデン糖質・脂質の代謝、デトックスなど
リン骨・歯、体液のpH値、エネルギーの代謝など
ナトリウム浸透圧の調整、筋肉、神経組織など
硫黄毛、爪、皮膚などをつくる。デトックスなど
亜鉛味覚、抗酸化、免疫力、成長など
クロムインシュリンの活性化、糖質・脂の代謝など
マンガン骨、生殖・運動の機能、皮膚の代謝など
鉄の利用効果、骨・脳・神経などの健康など
ヨウ素成長と発達、新陳代謝、甲状腺機能など

有害ミネラル

体に蓄積すると害を与える有害なミネラル(有害重金属)です。

カドミウム無臭覚症、腎障害、リウマチ性関節炎など
水銀しびれ、手の震え、知覚障害、腎臓障害など
頭痛、うつ、貧血、学習障害、運動失調など
ヒ素皮膚色素沈着、脱毛、嘔吐、肝機能障害など
アルミニウム食欲不振、言語障害、筋肉硬化など
ベリリウム発疹、息切れ、体重減少、脱力感など

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