稲の生育試験
オーガニックミネラル リキッドの流し込み_圃場1
撮影日:2024年6月13日 千葉県
生産地 | 千葉県 |
品種 | ふさこがね |
田植え | 田植え:2024年5月9日 出 穂:2024年7月20日前後 稲刈り:2024年8月27日 |
使用方法 | リキッド流し込み区に10aあたり、50ml、100ml、200mLの3パターンで比較。 流し込み回数:3回 1回目:4月23日 2回目:5月9日 3回目:7月14日 |
水入れ直後からアオコの発生に違いが表れ、使用区ではアオコの発生が無処理区に比べて抑えられていました。
初期生育は、リキッド使用区では非常に良く、活着も無処理区に比べて良い状況でした。
分げつ期に入ると、リキッド使用区の方が分げつ数も多く、茎も太くしっかりしていました。
収穫時期には大きく差が出ており、有効分げつ数、穂丈、根の張り共にリキッド使用区の方が良い結果が出ていました。
リキッドの流し込み圃場試験_2
生産地 | 千葉県 |
品種 | ふさこがね |
田植え | 田植え:2023年4月29日 出 穂:2023年7月16日 稲刈り:2023年8月24日 |
使用方法 | オーガニックミネラルリキッド100mlを10Lぐらい(約100倍)に希釈して水口から流し込み。 流し込み回数: 3回 ・4月30日 定植後 ・6月8日 有効分げつ期 ・7月11日 穂肥時期 ※圃場によって、希釈や流し込み回数は異なります。 |
流し込み区
未処理区
撮影日:2023年8月11日
Comment生産者様からのコメント
流し込み区は、茎がしっかりしており、分げつも多く茎数がとれています。穂の長さも長く、米粒の胴回りも他に比べて太くなりました。収量は、約9%upとなり、未処理区の平均より0.5俵ほど多く収穫できました。
未処理区は、全体的に株本が弱く茎が細いです。分げつも流し込み区に比べて少なかったでした。
※未処理区平均収量10aにつき:約9俵弱
2023年の夏の天候は、地域によりことなるものの、記録的な猛暑、長期間な干ばつ、豪雨など過去に前例のない異常気象でした。当該圃場は干ばつと豪雨の影響は比較的少なかったようです。
リキッドの流し込み区の収量は、未処理区を約9%上回っていたと報告をいただいています。
サニーレタスの生育試験
試験区
- 葉面散布
-
希釈倍数:3,000倍(各希釈倍数同条件で試験)
●葉面散布回数: 3回 (2月28日、3月8日、3月15日)
●散布量:育苗箱(600㎜×300㎜)あたり50㏄を散布する
- どぶ漬け処理
-
5,000倍希釈溶液に育苗箱ごと約10秒間漬ける
●どぶ漬け処理回数: 3回 (3月1日、3月12日、3月16日)
対象区
- 葉面散布
-
水のみを散布
- どぶ漬け処理
-
水に育苗箱ごと、約10秒間漬ける
オーガニックミネラルリキッド
期待される効果
フルボ酸は約70種類に植物性ミネラルが、植物の体内にバランスよく蓄積されていた状態で含まれています。植物性ミネラルは、マイナス電荷、キレート作用、90%以上の高い吸収率といった優れた特性をもち、土壌中の微生物の増殖や、植物が根からミネラルを吸収しやすいように変化させて、作物生育に大きく関わっています。
●ブドウ糖を分解・結合する際の酵素の働きを促進し、葉肉の厚みや葉がしっかりと立ち上がるなど、徒長を抑え作物の品質向上に効果を発揮します。
●フルボ酸、フミン酸、イオン化された植物性ミネラルが約70種類含まれ、作物に速やかに吸収され健全な生育に導きます。
●植物ホルモンに似た作用があり、発芽や根の伸長を促進します。
●植物体の生理活性機能を高め、天候不順などで受けたストレスの緩和、修復に効果を発揮します。
●抗酸化作用があり酸化ストレスの修復に機能します。
●ミネラルをキレート化し、スムーズに植物体内へ運搬します。
●土壌中の微生物を活性化し、また、制菌作用があるためバランスを整えます。
●団粒構造の形成を促進し、排水性、保水性、通気性を高めます。
使用方法
- 葉面散布
-
3,000倍~10,000倍
- 潅水
-
3,000倍~10,000倍
- 溝付け
-
3,000倍~10,000倍
- 土壌改良
-
定植前500倍~1,000倍に希釈し土壌に散布
主な成分
成分名 | 数値 |
PH | 1.50% |
フルボ酸 | 1.50% |
フミン酸 | 6.51% |
水溶性炭素 | 3.60% |
マグネシウム | 0.02% |
カルシウム | 0.08% |
硫黄 | 0.60% |
鉄 | 0.09% |
水酸化ケイ酸 | 0.20% |
その他、銅、亜鉛、マンガン、ホウ素など、約70種類の植物性ミネラルを含みます
健康な作物をつくるには!?
健康な土壌作り
■ 湿害・干ばつ・根腐れから根を守る
腐植物質は、適度に混ざり合った粘土とシルト(沈泥)をうまく糊付けし、排水性・保水性・通気性の良い、やわらかい土壌を形成します。
■ 陽イオン交換容量(CEC)の拡大とpH緩衝作用
負電荷は、陽イオンを吸着して保持します。腐植土壌は負電荷が多く、陽イオン交換容量が大きくなり保肥力が上がります。土壌の急激なpH変化をやわらげ、根を守ります。
■ 窒素養分の増加・病原菌の抑制
微生物の土壌有機物の分解が活発になり、作物への養分供給源、微生物や動物の栄養供給源となる窒素発生量が増えます。多種多様の微生物や動物を維持でき、植物病原菌の異常な増殖を抑制します。
微生物の活性化と生育過程に必要なミネラル
■ 土壌微生物の有機態窒素分解
土壌中の有機物(施肥された肥料や動植物の遺体など)は、土壌微生物により、有機態窒素、アミノ態窒素、アンモニア態窒素、硝酸態窒素へと分解されます。
■ 作物の生育過程の代謝を促すミネラル
作物は、生育するまで、根から無機態窒素(アンモニア態窒素、硝酸態窒素)を吸収し、アミノ酸、タンパク質へと代謝し続けます。この代謝をスムーズに行うのをサポートするのが有用ミネラルです。
作物が一般的に利用する無機態窒素(アンモニア態窒素・硝酸態窒素)の土壌中の割合は、有機態窒素と比べると極めて少なく、土壌微生物が生息しやすい団粒構造や、生育過程で窒素の代謝をスムーズに行うために、酵素と結合するミネラルの保肥など、物理性・化学性・生物性の3つの性質が活かされた地力の高い土壌が求められます。
高品質・高濃度のオーガニックフルボ酸
フルボ酸は、腐植土壌に存在する有機物(腐植物質)の一種で、約70種類の植物性ミネラルが含まれています。ヒューミックシェールはこのフルボ酸を高濃度に含有し、採取したフルボ酸は、精製水だけで抽出した100%オーガニックで高品質なフルボ酸です。
フルボ酸には、ミネラルをキレートして、有用ミネラルの吸収を高め、有害なミネラルは吸着し吸収されにくくする働きがあります(キレート作用)。
下記の画像は「植物ミネラル土壌改良資材」に水を入れて何日間か放置したものです。水分が蒸発した後に「フルボ酸の結晶」が塊りとなって残っているのがわかります。この濃度の濃さが、少量の使用でも効果を発揮する秘密なのです。
「ヒューミックシェール」
有機物として残った約一億年前の地層
「ヒューミックシェール」とは、アメリカ、ユタ州エメリー郡にある古代腐植物堆積層のことをいいます。今から約7,000〜1億2,700万年前の多くの栄養素が含まれている肥沃な土壌が石油や石炭になることなく、有機物として奇跡的に残ったものです。恐竜時代のみずみずしく生い茂っていた植物たちは、氷河期に入ると地下に埋没され、バクテリアなどの微生物によりピートモスという泥炭に変化。その上に新しい有機物が積み重なり、再度バクテリアなどに分解され、時間の経過とともに有機物の腐植物堆積層を形成しました。度重なる地殻変動や河川の浸食などにより、地表に姿を現し1925年にアメリカ合衆国ユタ州エミリー郡で発見されました。形成された腐植物堆積層の主な成分は、フルボ酸とフミン酸です。
約一億年前の大地には、至るところに80種類以上のミネラルが含まれていたといわれています。
肥沃な土壌から栄養分をたっぷり吸収した巨大植物のジャングルは、地殻変動により埋め尽くされました。
植物は微生物により分解され、その上に有機物が積み重なり分解・発酵を繰り返し、奇跡的に有機物の腐植物堆積層として残りました。
高品質なフルボ酸の条件
High Qualityもろくて、崩れやすい
地表近くに存在するものほど圧力がかからず、古代植物の性質を限りなく引き継いでいます。粉砕することなく容易に削り落とせます。
※地表深く存在するものは、圧力がかかり硬く、石炭に近くなります。
High Qualityミネラルが豊富
雨に濡れた後の乾いた地層の表面には、あふれ出るほどのミネラルが豊富に含まれています。濡れ乾くたびに何度でもミネラルが出てきます。冷水による抽出も3日ほどですみます。
※冷水で行う場合、3~4ヶ月かけなければ抽出されないものもあり、長期の放置は水の汚染(カビの繁殖など)が心配されています。
High Quality露天掘りで採掘
露天掘りの採掘は、数種類のヒューミックシェールをブレンドすることが可能で、より安定した品質を保てます。
オーガニック資材
ヒューミックシェールから採取した腐植物は、アメリカ合衆国でオーガニック資材として認定を受けています。