撮影日:2024年6月13日 千葉県
水入れ直後からアオコの発生に違いが表れ、使用区ではアオコの発生が無処理区に比べて抑えられていました。
初期生育は、リキッド使用区では非常に良く、活着も無処理区に比べて良い状況でした。
分げつ期に入ると、リキッド使用区の方が分げつ数も多く、茎も太くしっかりしていました。
収穫時期には大きく差が出ており、有効分げつ数、穂丈、根の張り共にリキッド使用区の方が良い結果が出ていました。
※比較表を参照。
リキッド原液量 | 5株合計 | 平均 | 比率 無処理区基準 |
---|---|---|---|
無処理 | 132 | 26.4 | 100.0% |
50mL×3回 | 161 | 32.2 | 122.0% |
100mL×3回 | 157 | 31.4 | 118.9% |
200mL×3回 | 186 | 37.2 | 140.9% |
有効分げつ数合計の詳細
【無処理】29,29,24,22,28(合計132)
【50mL】27,28,35,37,34(合計161)
【100mL】34,21,37,33,32(合計157)
【200mL】38,33,43,36,36(合計186)
リキッド原液量 (10aあたり) |
草丈平均 | 穂丈平均 | 5株合計 重量(g) |
---|---|---|---|
無処理 | 119 | 18 | 926 |
50mL×3回 | 118 | 18 | 1,204 |
100mL×3回 | 115 | 19 | 1,103 |
200mL×3回 | 110 | 20 | 1,524 |
流し込み区は、茎がしっかりしており、分げつも多く茎数がとれています。穂の長さも長く、米粒の胴回りも他に比べて太くなりました。
収量は、約9%上回り、未処理区の平均より0.5俵ほど多く収穫できました。
未処理区は、全体的に株本が弱く茎が細く、分げつも流し込み区に比べて少なかったでした。
※
未処理区平均収量は、10aにつき約9俵弱
2023年の夏の天候は、地域により異なるものの、記録的な猛暑、長期間な干ばつ、豪雨など過去に前例のない異常気象でしたが、当該圃場は干ばつと豪雨の影響は比較的少なかったようです。
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