ヒューミックシェールは、アメリカ合衆国ユタ州エミリー郡にある古代植物堆積層のことです。
今から約7,000〜1億2,700万年前の多くの栄養素が含まれている肥沃な植物堆積層が石油や石炭になることなく、有機物として奇跡的に残った地層です。 恐竜時代のみずみずしく生い茂っていた植物たちは、バクテリアなどの微生物により分解を繰り返し、その上に新しい有機物が何層にも積み重なり、再度バクテリアなどに分解され時間の経過とともに堆積層を形成。氷河期に入ると地下に埋没され、度重なる地殻変動や河川の浸食などにより、地表に姿を現し1925年に発見されました。
本原料は米国ユタ州のGMP認証工場で、最終製品の出荷にいたるすべての過程において、製品が「安全」に作られ「一定の品質」が保たれるよう、厳しい製造管理・品質管理の基に生産されています。また、定期的に菌検査、重金属の検査を行い健康被害防止に努めています。※ GMP:「Good Manufacturing Practice」の略
ヒューミックシェールの腐植酸(フミン酸・フルボ酸)は、アメリカ合衆国でオーガニック資材として認定を受けています。
フルボ酸に含まれるミネラルは、植物によりイオン化され分子がバラバラになった微粒子サイズ(ナノサイズ)の植物性ミネラルです。更にキレート作用やマイナス電荷により、体内吸収率が高く、必要なミネラルは体内に吸収されやすく、過剰なミネラルは排出されやすくなります。
※ナノサイズ=10億分の1m。赤血球の7000分の1の超微粒子サイズ。
栄養素が血液などの体液中を安定して移動するためには、イオン化されたミネラルと結合して電解質になる必要があります。私たち人間の神経細胞や筋肉細胞の働きに大きく関わっています。細胞の内側はマイナスの電荷を帯び、外側はプラスの電荷を帯びていますが、刺激を受けるとプラスとマイナスの逆転が起こり、バランスを崩し支障をきたす場合があります。
※イオン化とは、プラスやマイナスの電荷を帯びるようにすること。電解質とは、水に溶けて陽イオンと陰イオンとなり電気を通す物質のこと。
参考図書 「体内浄化」健康法 (著者)大森隆史
ヒューミックシェールのフルボ酸は、微生物によって発酵し、植物性ミネラルが多く含まれる微粒子コロイドです。
コロイド化とは、タンパク質などによって構成された膜で、ミネラルやビタミン、アミノ酸などが包み込まれ小さな粒状になっている現象です。
例えば、濁った川なのに魚が住みついている川(A)と、濁った川で魚が住めない川(B)があります。それぞれの水をコップに入れしばらく置いておき変化をみます。
濁った川の水(A) | 濁ったまま変化なし | コロイド化している。魚が住める |
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濁った川の水(B) | 泥が沈殿して二層に分かれる | 泥水。魚が住めない |
参考図書 ヒューミックシェールを科学する (著者)山城眞
キレート作用には、硫黄を含んだアミノ酸が重要な役割をしているといわれます。 硫黄を含んだアミノ酸は、メチオニン(C5H11NO2S)とシステイン(C3H7NO2S)の2種類があり、デトックス作用をもっているのがシステインです。
メチオニンとシステインに含まれるS(硫黄)の結合場所に違いがあります。
メチオニンのS(硫黄)は分子構造の中に存在しています。
システインに含まれるS(硫黄)にはH(水素)が付いて、分子構造の端に存在しています。
アミノ酸とアミノ酸は結合することができ、ペプチドが生まれます。
システインの場合も、システインとシステインが結合してシスチンというペプチドが生まれ、このシスチンが「カニのハサミ」と呼ばれるキレート作用を持っているということです。
両方のSHのH(水素)を捨てて、S(硫黄)とS(硫黄)で水銀などの重金属(有害ミネラル)を挟んでくれるからだそうです。
それだけなく、挟んだ有害ミネラルを有効ミネラルと入れ替る機能もあると言われてます。その時に有効ミネラルがないと有害ミネラルが挟みこまれたまま体内に蓄積され続けます。
ヒューミックシェールのフルボ酸は、キレート作用に重要な役割をはたす硫黄が多く含まれています。
参考図書 ヒューミックシェールを科学する (著者)山城眞